豊島
「産業廃棄物の不法投棄」のニュースって、よく耳にしますよね。もちろん、決してやってはならないことなんですが、ゴミのポイ捨てと同じように罪の意識が薄い人たちがいるようで、本当に困ります。
もう10年以上前になるでしょうか、香川県の豊島(てしま)で60万トンもの不法投棄が発覚し、大問題になりました。産業廃棄物そのものだけでなく、有害物質を含んだ汚水が海中に流れ出す等、人や環境への悪影響が心配されました。

ちょうど菅直人さんが厚生大臣の時で、この問題の解決にも取り組まれました。その結果でしょうか、結局この大量の産廃を処理するための中間処理施設が建設され、すでに2年半前から稼働しています。

実は、今日そのプラントの視察に行ってきました。産廃ですから、そのゴミに何が含まれているかわかりませんし、だからこそあらゆることに対応している必要があります。この処理施設は技術的にも高く、完全な無害化と可能な限りのリサイクルを実現しており、国内の他の地域の産廃処理のモデルにもなりえると思いました。

しかし、プラント自体の建設費と処理が済むまでの10年間の運転費用をあわせると、なんと約500億円にものぼるのだそうです。心ない社長が不法投棄を続けたツケは、あまりにも高い代償を私たちに押し付ける結果となったのです。もっと早く行政が歯止めをかけていれば、ここまで至らずに済んだのに。と改めて実感したところです。行政にはスピードが必要ですね。